【心理】ダメでいたら見てくれる

 

こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという心理セラピーで
人間関係の悩みを解決し
人との関わりを喜びになるサポートをしています
心理セラピスト村田暁世です!
 

さて!今日のテーマは

「ダメでいたら見てくれる」というお話です。

 

 

なにかと不運な男性がいます。
 
 
彼はとても繊細で優しい。
20代前半、どこか年の割に幼く
童顔で身長は思ったより伸びませんでした。
大人しくあまり自己主張もしない。
いつもどこか危なっかしいところがあります。
 
そんな彼は
自転車でも自動車でもよく事故を起こします。
10代の頃はよく警察にお世話になっていました。
友達と夜遊びをして、何か悪いことをした時
彼だけ上手い具合に逃げ遅れては
警察にお世話になる羽目に
なることもよくありました。
 
 
小さい頃に
幼稚園でよく描いていた絵はいつも真っ黒でした。
彼がお腹にいる頃から、
両親ともに自営業の仕事を始めたばかり。
軌道に乗るまでの忙しい日々。
家にはほぼいません。
彼はひとりでいることが多く
母親はご飯だけは
手の込んだ料理をしっかりと作り置いていました。
 
 
思春期頃になると父親とはケンカばかり。
非行に走り、悪いことをしては、
父親の手が飛んできます。
父親はカッとなったら手をつけられません。
時々流血沙汰になります。
物が飛んでくることもあり、壁に穴もあきます。
 
普段家にいない両親。
朝も暗いうちから早く
帰ってくる頃は日付が変わっている。。
 
彼にとって、悪いことをして警察に行って
両親が連れて帰る時は
必死に両親は自分の元へ飛んできてくれるんです。
勉強ができなくて学校から両親は呼び出される。
学校で何か悪いことをする、そんな時もそう。
 
 
怒るんです、悲しむんです、
だけど飛んできてくれるんです。
なんだか自分に対してその時は、
「本気」に「真剣」になってくれてると
感じることができるんです。
 
自暴自棄でいたら関わってくれる。
 
何か悪いことしたり
失敗したり、ケガしたり
出来なかったり
自分を傷つけてまで、飛んできて関わってほしい。
 
「本気」に「真剣」になってほしい。
 
 
出来る子になってしまっても
大人しくしていたら
父も母も「いい子だね」って言って
安心してしまって来てくれないから…。
 
出来ても出来なくてもダメなんですね。
 
 
そんな彼の日常は
 
・内向的
・スマホ、財布をよく失くす
・痛みの感覚に疎い
・悲しみがよくわからない
・疲れているのに疲れを感じにくい
・生傷が絶えない
・すぐ何かしら事故を起こす
・よく失敗する、うっかりミスが多い
・発想に自由さがない、
教えてもらった通りの形はきっちりできる
・チャレンジできない
・責任をとりたくない
・間違わないように間違わないように
神経質に作業する
・休日は朝まで飲み歩く
・分離不安
・自分に自信がない
・自己肯定感が低い
・笑ってごまかす
・自分の健康に無頓着で、不摂生
・お酒が底なし
・いつも肩に力か入っていて作業がおぼつかない
・上司の怒りのスイッチを
入れやすい行動や反応をしてしまう
・面倒なことは苦手、逃げたい
 
 
そんな彼は成長して、20歳になって、
どうなったと思いますか?
 
彼は自分が将来何をしたいのか
どうしたいのかわかりませんでした。
高校も中退しました。
 
ただ、父親と同じ仕事を自分もやってみようと思い彼はようやく就職をしました。
父親と同じ仕事につくことで
父親との繋がりを感じようとしたのかもしれません
認めてもらいたいと思ったのかもしれませんね。
 
しかし成人して働きはじめて数年、
彼は転職を繰り返します。
就職するとこするとこ、みんなブラック。
上下関係も厳しく、上司からの暴力暴言。
生傷が絶えない。
失敗しては、職場に大きな損失を与えてしまう。
転職を繰り返し続かないから
いつも新人。
なかなか実績も積めません。
 
そんな彼を見て、両親はまた必死になります。
仕事の時間をさいて、飛んできてくれます。
 
 
 
そして、このままこれが続いていくと
彼はどうなると思いますか?
 
人に関わってもらうには
支配を受けいれたり
自分を痛めつけなくてはいけない。
ダメな自分でいなくてはいけない。
自分を痛めつけて
周りの関心を得る
周りと関われる
自分の存在価値を確認する、してほしい。
 
そうしないと寂しくて
死んでしまいそうだったのかもしれませんね。
 
痛みにも鈍感になっていきます。
感情感覚が鈍くなります。
常に生傷、身体に常に違和感がある
エネルギーを消耗する。
生命力を削り、寿命も短くなるかもしれません。
 
この先の人生、
何をやっても上手くいかない、続かない。
ずっと頭打ち……
 
 
 
 
そんな彼のようなパターンをもつ人は、
親との関わりがこうだったのかもしれません。
 
・両親がほとんど家にいない、鍵っ子
・食事はいつもひとり
・虐待、無関心
・暴力で支配
・しつけが厳しかった
・親との間でスキンシップが少なかった
・事件を起こしたり、病気になったり
できない時だけ、親が心配して関わってくれた
・親と一緒にご飯を食べていない
コミュニケーションをほとんどとっていない
・両親の負担にならないようにと
自分の感情や欲求を我慢していた
・両親のバランスをとっていた
・親は常に動いていて、くつろがない
・忙しさを理由に関わりをもたない
・親の苦労を見てきた
 
 
自分を責めながら
求めていたぬくもりという温かさ、愛情。
 
特別何かをしてほしいわけでもなく、
ただそばにいて欲しかったんですね。
自分の存在がここにいることを見て、
認めてほしかったんですね。
 
飛んできてくれるからと傷つける痛み
傷つけないと飛んできてくれない心の痛み
 
痛みを感じないようにすることで
麻痺させることで生きてこられた。
感じてしまったら、絶望を感じてしまう。
 
懸命に働く両親の背中をみて尊敬してる。
けれど、
やっぱり自分を一番に思ってほしかった。
かまってほしかった。
甘えれるよう、そばにいて欲しかった。
さみしい時にさみしいと言えず、
こんな関わり方で繋がりたいわけじゃなかった。
 
 
自分の存在はかけがえのない大事な存在なんだって。
 
 
 
彼のなかにある
 
自分はいてもいなくてもいい無価値な存在
 
生まれてこなかった方が
迷惑にならなくて良かったんじゃないか?
両親の足手まといにならなくて
済んだんじゃないのだろうか?
 
 
生まれてきてごめんなさい。
 
僕なんかいない方が良かったよね?
 
そういう自分だったら生きてていい。
 
そうじゃない自分は、、、生きていてはいけない
 
 
自分を傷つけたくない、苦しい。
成長したい、続けたい、この仕事を極めたい。
そう思っているのに、うまくいかない。
 
どこにいても自分はいない方が良いんじゃないか、
ここにいるには相応しくないんじゃないか、
そんな価値、自分にはないんじゃないか、
自分になんか出来るんだろうかと思ってしまう。
 
 
小さい頃の親との関わり
恐怖や悲しみ、無価値感、孤独感。。。
彼はさまざまな感情と向き合い
ひとつひとつ丁寧に癒していきました。
そして自分の人生というものに
初めて目が覚めました。
 
自分で自分の人生を壊していた
 
これから、自分の人生を大切に
自分の命を大事にしていこうと
思うようになりました。
 
彼はいま
自分で自分を傷つける必要もなく
 
自分が感じたことを素直に表現したり
自分の命を大事に、自分の人生を大事に
自分の大事なものを大事に、
歩いていくことができるようになっています。
 
 

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