【心理】穏やかに生きる

こんにちは!
リトリーブサイコセラピーという心理セラピーで
人間関係の悩みを解決し
人との関わりが喜びになるためのお手伝い
をしています!
心理セラピスト村田暁世です!
 
 
さて、今日のテーマは「真面目すぎる人」というお話
 
 
 
 
【真面目すぎる人】
 
40代後半男性、サラリーマン
彼は会社から能力を認められ重役を
若い頃から担ってきたエリート。
 
若い頃から上の立場でやっていくことは
あきらか自分より年上の人達より
ポジションは上になりますし
期待や責任、色んな事が背中にのしかかり
とても重圧もあることでした。
 
やりがいはありましたし、
彼は彼なりに一生懸命乗り越えてきました。
それは何より彼にとって自信となっていました。
 
周りもよく見えるし、管理能力もある
人とのコミュニケーションも上手
そんな彼は会社からも信頼されています。
 
そんな彼の職場での傾向は
 
・思い通りに動いてくれないとイライラする
・なんでできないんだ?と思ってイライラする
・要領の悪い人にイライラする
・ちゃんとできない人にイライラする
 
 
彼は内心とてもイライラしやすい。
 
自分には理解できない事があると
信じられん。。って思うし
 
溜めて、キレそうになっては
怒りをコントロールしています。
若い頃は感情にまかせて、怒鳴る事もありました。
 
周りも彼の機嫌はなんとなく分かります。
イライラしているなぁ…
今日は何かあったんやろなぁ…
普段はとても人当たりよく、感じの良い彼。
 
そう、
彼は真面目すぎる人
まっすぐすぎる人
 
それ故に、
自分が真面目だと思えない事には
あり得ない!と裁いてしまうクセがあるんです。
だから、何かトラブルがあった時
部下に対する態度は
とても冷静で、仕事として正しい内容なのですが
時に冷たく淡々と、尋問のようになってしまう。
 
 
 
しかし、彼はもうすぐ50代
歳が歳なだけに
そんな自分の感覚に疲れています。
 
周りにイライラするし
そうして発火しそうな怒りを
コントロールしようとする…
 
そうやってエネルギーを使い
ストレスを溜め、眠りも浅い彼は
疲労が溜まっていく一方
 
本当は穏やかに過ごしたいと思いながらも。。。
 
自分で自分に疲れていく。。。
 
 
 
【ダメな自分を感じたくない】
 
彼は堂々としていて真面目で気が利いて出来る人
周りからもそう見えています。。。
彼は自分に自信をもっています。。。
ようで。。。
 
実は自信がありません。
ちょっとしたことですぐに自信を喪失する事も多く
落差が激しい。
 
失敗したり、ダメな自分を感じるような場面や
責められていると感じる場面に出会うと
彼は内心激しく動揺したり、落ち込みます。
そしてすぐ自分をかきたてるようにして
吹っ切っている。の繰り返し。
 
彼はダメな自分を感じたくない。
 
だから出来る自分じゃないとダメ。
完璧な自分を目指して
かっこ悪くないように生きてきました。
 
ダメな自分が前提の彼は
自分に厳しく
あるべき、ねばべき
まっすぐといえばまっすぐですが
譲れない、頑固な部分があります。
 
それをそのまま周りにも求めてしまう。
周りにも完璧を求め
白か黒!
こうあるべき!
こうでなければならない!
とし
自分が緩んでいないから
自分が自由でないから
人も許せないんです。
 
だから、要領悪い人やちゃんとできない人を
見るとイライラしてしまう。
 
ずっと力が入り続け、臨戦態勢の彼
眠りも浅くなって当たり前なんです。
 
そうやって
必死に自分を保って、守ってきたんです。
 
ダメな自分
かっこ悪い自分なんて存在してはいけない
 
自分が自分を
そんな自分を許せない。
 
自分の無価値感を補うように
自分をすり減らしながら
生きていく力に変え
仕事を頑張ってきたし、頑張れてきました。
今の地位まできました。
だからただ頑張ることを
やめたらいいのではありません。
やめたら、逆に死にたくなってしまう。
 
 
 
しかし、このままだと
いつもイライラしながら
イライラする自分はダメだと、自分を責め
無理矢理、穏やかに生きようと
自分をコントロールしようとする。
 
本当に穏やかに生きるなんてことはできません。
 
そして
仕事での地位や評価が自分の価値な彼
生きるエネルギー源
定年して仕事をしなくなった時
彼はどうなってしまうでしょう。。。
 
 
 
そんな彼の子供時代、両親との関係は
 
・自分の気持ち、欲求は否定されていた
・自分のやりたい事を応援してもらえなかった
・自分の事は自分でやれと助けてもらえなかった
・家族のなかに誰も味方がいなかった
・いい学校に入っていい会社に入って出世しろと言われていた
・父親がエリートだった
・母親が依存的
・親の言う通り以外は受け付けてもらえなかった
・兄弟と比較されていた
・自分の喜びを一緒に喜んでくれなかった、否定された
・共感してもらえなかった
 
彼の家は
父親が絶対的存在でした。
父親がイエスといえばイエス
ノーといえばノー
それしかない。
 
母親は父親の言いなり
意見が分かれた時も
何かあった時も
彼の味方をすることはありませんでした。
 
彼は支配的な親のもと
ありのままの自分という存在
を否定され続けて育ちました。
自分がこの家に存在している意味がわからない。
生きている意味がわからない。
 
親にありのままの自分を受けいれてもらえない
それはイコール
この世に受けいれてもらえない
という感覚に繋がる。
 
彼は親が親として機能していない親に対して
ものすごい怒りを溜めていました。
そしてそれは悲しみであり
抱えたまま、彼はそのまま大人になり
現在のイライラの地雷となっていました。
 
無価値感を抱えながら彼は
子供らしい子供時代を過ごす事もできず
甘えることもできず
守ってもらうこともできず
共感なんて程遠い…
 
彼は
自分でやるしかないし、
自分しかいない。
強く生きる。
誰も助けてくれない
信用もできない。
 
そんな孤独な選択を彼は決意しました。
 
自分がそう決意することで
父親や母親、家族の精神的バランスをとりながら
彼は、純粋な子供としての欲求、希望を
すべてあきらめたんです。
そうしていたら、居場所がありました。
 
そして彼の父親も同じく
自己否定が強く、無価値感を抱えていました。
 
彼の無価値感は
父親から引き継いだものでもありました。
仕事や生き方まで似ていた。
そうすることで
父親との繋がりを感じることができました。
 
大嫌いな父
それはイコール
大好きな父
 
ということ。
 
大好きだからこそ
愛してるからこそ
愛して受け入れてもらいたかった。
特別なことはいらない。
ただ自分に向かって笑って欲しかった。
 
怒りを抱えることでしか、
繋がる方法がわからなかった。
 
大好きだということを認めた瞬間
彼は止まらなくとめどなく、泣きました。
 
 
 
【ありのままの自分】
 
ダメな自分だって感じてもいい
どんな自分もいる
色んな自分、色んな瞬間の自分がいる
 
ひっくるめて自分
どれも自分
 
今この瞬間、等身大のあなたでいい
 
何が出来ても出来なくても
何かをもっていてももっていなくても
 
条件なんていらない
 
ただただ
あなたに価値がある。
 
 
この世にたったひとりの
重要で大切な尊い存在。
 
 
 
 
心理セラピーを受け、
彼は少しずつ、自己重要感を育てていきました。
自分をちゃんと見るようになっていきました。
自己重要感は一瞬で育つものではありません。
根気のいる作業ではありましたが、
もともと真面目な彼。
自分と真摯に向き合い、
今とても心身ともに緩んでいます。
 
その力が抜けてる感覚とともに
日々の幸せを感じながら。
 
そして自分が緩んでくるにつれて
周りに対しての関わり方も緩んできました。
 
緩んできても
変わらず仕事は出来る人ですし
言うべきことはちゃんと言います。
 
でも、出しているエネルギーが違うんです。
 
自分に寄り添えるようになった彼は
相手に寄り添うことができ
 
もしトラブルなどがあった時も
何が起きて、そうなってしまったのか?
相手の話をまず、聞くようになりました。
 
彼は今ようやく
穏やかに生きています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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